ふくらはぎも第二の心臓!ふくらはぎマッサージのススメ
僕は健康の条件の一つとしてズバリ「血液の流れを円滑に保つこと」と答えます。
血液は体内を循環することで、全身の細胞に酸素や栄養を運ぶ役目を果たしています。
ふくらはぎの筋肉を揉みほぐすと、血液の流れがスムーズになり、組織が活性化して病気も快方に向かうことも。
そしてふくらはぎを10分マッサージすると体温が上がるんですよ!
人間を含めた全ての生物は、体の仲の細胞に酸素や栄養を取り込み、二酸化炭素や老廃物を外部に排出していかなければ、生命を維持することができません。
血液は全身に網の目のように張り巡らされた血管内を循環し、細胞に酸素と栄養素を供給する一方で、二酸化炭素と老廃物を回収していきます。
血管には動脈、毛細血管、静脈があります。新鮮な酸素と栄養素をたっぷりと含んだ血液は、心臓のポンプ作用によって動脈へと押し出され、そこから毛細血管に回って、細胞に必要な酸素と栄養素を供給していきます。その一方で細胞から二酸化炭素と老廃物を回収し、古くなった血液は静脈を通って心臓に戻っていくしくみになっています。
しかし、心臓から押し出された血液は動脈内に勢いよく押し出す働きはするけれども、全身に送り出された後の血液を吸い上げる力までは持っていないということです。
それには、ふくらはぎの筋肉がしっかりと収縮して、力強くポンプの役割を果たしていくことが、最も重要なポイントになってくるのです。
足の静脈血は、ふくらはぎの筋肉の力強い働きがなければ、心臓に戻っていくことができません。
しかし、筋肉量の多いふくらはぎにとっても、それは非常に重労働であり、ふくらはぎの筋肉は常に疲労をしやすい状況にあるともいえます。
そして、その疲労がふくらはぎの働きを弱め、血液不良を引き起こす原因にもなっていくのです。
疲れたときや激しい運動の後には、体の動きが鈍くなったと感じます。
それは筋肉を使い続けることで細胞の中に疲労物質の乳酸が蓄積し、筋肉が硬くなって、刺激に反応しにくくなるからです。
その結果、起こってくるのが静脈のうっ滞です。筋肉が収縮できなくなったところで、血液が汚れたドブ川のようによどんでしまい、そこから先に流れにくくなってしまうのです。
人体の血液は、重力の影響により、70%が下半身に集まっています。
そのため足でうっ滞が起こると、全身を循環する血液の量も少なくなり、心臓をはじめ、ほかの重要な器官に十分な酸素、栄養が行き渡らなくなってしまいます。
それが体調の悪さや病気を引き起こす原因にもなっていくのです。
女性にみられる冷え性なども、下肢、特にふくらはぎにたまった血液の戻りが悪くなっているためなのです。
このたまった、大量の血液をマッサージによって心臓に戻してやると、さらに全身の血流がスムーズになるのです。
ふくらはぎマッサージは、血液不良の根本的原因として存在するふくらはぎの疲労回復を促し、柔軟で収縮しやすい筋肉を作り上げていく健康法であり治療法なのです。
その結果、静脈血のうっ滞が改善されれば、その先の血液の通過もよくなるために、全身の血液も円滑に促進されていくわけです。
縮み、かたまっている筋肉をいきなり刺激すると、内出血などを引き起こす可能性もあります。これを防ぐためには、最初にストレッチを行って、筋肉を伸ばしておくことが必要なのでご注意を。
なお簡単にふくらはぎの揉み方をまとめた「おおたけ通信10月号」に取り上げましたのでこちらもどうぞ。
足もみを受けてくださった方にだけお渡ししてます^^
●~男の料理~車麩の卵焼き
●ふくらはぎマッサージで元気アップ!
●一家に1冊♪【13歳からの道徳教科書】
●編集後記~最近、時間の流れが早く感じます
最後に参考まで、「足がつる原因」とした新聞のコラムをご紹介します。

