ありがとうを忘れかけていました~今日の思ふこと~
言葉や文章ではなかなか表現できませんが、謹んで東日本大震災でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。
台湾の方々が、思わず目頭が霞むようなメッセージをくださいました
~心の祖国 友邦 日の本の友へと思ってくれる台湾の方々~
僕が震災後に「足もみ士」として志を立て、台湾政府の懐深く、温かいご支援により、2週間の訪台の機会をいただきました。
そこで治療家としての30年の経験、キャリアすべてを僕に持ち帰ってくれ!とまで言ってくれた師匠の謝武夫先生。
ですがこの動画をみて、同時に胸がドキっとしました。
頂いたご恩を他の方に廻して、お返ししていないなと…
ここからは、台湾観光協会東京事務所へ送った手紙を、あえて掲載することにしました。
時間のない方はどうぞすっ飛ばして読まないでくださいね(汗)
拝啓 寒さ厳しき季節、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
この度の東日本大震災に際しまして、復興支援の「台湾希望の旅」プログラムで14日間もの無料招待をしてくださり、私自身一生の思い出に残る出来事となり、とても貴重な財産となりました。厚く御礼申し上げます。
私は、3月11日は病院で入院中に震災に合いました。幸い怪我もなく、一昨年の6月に腸閉塞と大腸に穴が開いた為に人工肛門を造る手術をし、この震災の時は奇跡的に人工肛門を外せる再手術が終わって3日後のことでした。
おかげさまで退院後の経過も順調で、食べること、普通に生活できることのありがたさを身に沁みる思いで感謝の日々を送っていたところで、この「台湾希望の旅」の募集記事を地元である福島の新聞で見て、すぐ応募させていただきました。
なぜ私が台湾に行きたいと思ったかと言いますと、私はこの難病・クローン病を乗り越えることが出来たのは、沢山の方々の支えのお蔭なのもそうですが、足もみ療法を独学で本を読みながら自分で揉みほぐして体調が良くなったという経緯があり、これほど紆余曲折しながらも病気を乗り越えた経験を人に話し伝えて何か元気になるきっかけにしてもらいたい!元気になった体で社会に恩返しがしたいという想いから、足もみ療法の資格を活かし仕事にしたいと考えていた矢先の事でした。
出発前に、台北市内の知足民族調理代表「謝武夫」先生へ国際電話で修行のお願いをしたところ、事の経緯を理解し、応援してくださり、また快く引き受けていただく事が出来て、台北滞在中の2週間、先生が毎日、真剣になって私に直接指導してくださったおかげで、11月20日、足部反射療法の修了証をいただいて帰国することができました。先生からは「まだまだ下手だから日本で頑張りなさい」と言われた事が今も心に残っており、いつも温かくて、人格的にも大変尊敬できる素晴らしい先生に巡り合えた事も本当に幸運で感謝しております。
また台北へ滞在中も、どこへ行っても皆様がとても親切にしてくださり、困ったことはひとつもありませんでした。いくつもの素晴らしい出会いもあり、本当に涙が出る思いで一杯でございます。
この手紙だけでは感謝の思いを伝えきれません。
また台湾の皆様へどうやって恩返しができるのか未だ見当もつきません。
身に付けた足もみ療法の技術を活かして、福島県郡山市内にある仮設住宅へ避難している方へボランティアをさせていただき、これから福島や日本をもっと元気にしていくことこそ私に今できる恩返しなのかと考え、これからも毎日を大事に生きていこうと決意した所存でございます。
乱筆乱文で申し訳ございません。この福島でもっと足もみの技術を磨いて、何年後か分かりませんが次回は自費で訪台して謝武夫先生に足もみの腕を診ていただくのが大きな目標です。あらためましてありがとうございます。
また私の希望なのですが、日本で台湾の人たちの集まる機会がございましたら、是非台湾の皆様へ足もみをさせていただければ本望です。ご連絡いただけましたら伺いますので。
馬英九総統には、支援していただいた東北の方々を代表してお礼の気持ちが伝われば幸いでございます。
今後台湾と日本の益々の友好と発展をお祈り申し上げます。

街中で温かくもてなしてくれた台湾をはじめ世界中のみなさん
ご支援ありがとうございます

そして3月11日 僕も共感した安倍首相の式辞を一部引用いたします
わが国の先人たちは、幾多の困難を克服し、そのたびに、よりたくましく立ち上がってきました
今日を生きる私たちも、それに倣い、手を携えて、前を向いて歩んでいく事をあらためてお誓い致します
み霊の永遠に安らかならんことを、あらためてお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆さまのご平安を心から祈念し、私の式辞と致します。
僕にとっては自分自身も含めて親や家族を大事に、そして毎日の生活を 手抜きせず丁寧に過ごそうと感じた1日になりました
今日は震災から3年目のスタート!みなさん 出来ることいつやんの?
「今でしょ!」
友人たちも新しい事にチャレンジを始めたって聞いて嬉しいのです!
春が来たような清々しい1日の「思ふこと」でした。